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語学学校選び (公立校と私立校の違い)

語学学校選びでご相談を戴いた内容への回答としてお返事を差し上げた中身に少し修正をして掲載します。

私自身、オーストラリア現地で留学生のお世話をさせて頂いておりましたので、現地の学校に通われている留学生のお話を何度も直接伺っていました。私立の語学学校や公立の語学学校など数々の語学学校で通われている方々のお話を聞いてきた経験を元に「公立校と私立校」のタイプの違いを比較してご案内差し上げます。

『一般英語コース(General English)の授業の違い』
まず、何処の語学学校でも「一般英語コース=General English」コースはあります。専門的な英語の勉強(進学準備やビジネス英語)を行う前段階であり、総合的に英語を学ぶコースとして開講されています。観光やワーキングホリデー、留学生など様々な方が参加されるコースです。
授業内容としては「一般英語コース」ですから総合的(読み書き聞く話すの全般)な英語を学ぶのを目的としていますので、授業内容としての大きな違いはありません。
しかし、どのような目的の学生が学ばれているのか?によって語学学校のスタイルは随分と変わってきます。
語学学校には、留学生、ワーキングホリデー、観光など様々な目的で英語を学びに来られている方々がいます。その目的によって「背負うもの」が異なるのも事実です。
留学生の場合は、目的とする大学や専門学校へ入学するために英語を学ばれます。彼ら/彼女らは、限られた時間(大学などの入学日)までに英語力を完成させなければいけないと言う試練が課せられています。
学校の雰囲気もやや張り詰めた空気が流れており、5週間又は10週間に一度のレベルアップ試験実施中には緊張が走ります。レベルアップ試験に合格しないと留学予定が台無しになるリスクもありますから・・・。
一般英語コースと言えども、参加している学生の志向(目的)が「進学=アカデミック」が多いために公立校では学生の要望に合わせた形で極力「遊び」は廃して「進学を前提とした基礎英語力作り」になる傾向が高いように思えます。
語学学校側も「シリアスな学生が多い」となると、アクティビティーと言った課外活動やリクリエーションなどを極力省いたスタイルになってきます。課外活動は一ヶ月に1回あるかどうか?です。

それに比べ、ワーキングホリデーや観光で英語を学ばれる方の「英語を学ぶ目的」は留学生と異なります。「楽しく英語を学びたい」「いろいろな経験をして見たい」「友達作り」と言った希望で学校を選ばれる場合が多いように思います。(もちろん値段にも左右されますが・・・)
彼ら/彼女らに「背負うもの」は特にありません。強いて言えば「喋れるようになりたい」と言った目的のために英語を学ぶと言う気持ちだけでしょうか?決して「リスクを背負ってまで学んでいる」と言う感じではないです。
ワーキングホリデーの学生に人気のある学校の特徴としては、「英会話に強くなる」「充実したアクティビティー」「アットホームな雰囲気」といった感じで公立校とは随分と異なります。
もちろん、私立校でも「シリアスに学びたい」と思えば可能がところもいくつかあります。

『公立の語学学校と私立の語学学校との違い』
ここで、私の留学経験に基づいた話としてご説明を加えさせて頂きます。
私がオーストラリアへ初めて行ったのが1996年の事でした。ワーキングホリデーでメルボルンへ行きました。語学学校を探していたのですが、現地にネイティブの友人が居ましたので、友人宅から近い学校と言う事でMonash大学付属の語学学校を選びました。Monash大学はGroup of 8に加盟しているオーストラリアの名門大学です。
そこの一般英語コースに入って英語を学びましたが、毎週課題を与えられ勉強もかなり真剣に取り組んだと(自分では)思います(笑)。
アクティビティーは10週間に一回でバスツアーに参加した覚えがあります。
周りの学生も進学を控えている方ばかりで、クラスを見渡してもワーホリで受講しているのは私だけでした。
Monash大学はメルボルンからも少し離れた郊外にありましたのでワーホリが好むような「都市型の学校」でもなく授業の終わりにアルバイトや街で遊ぶって機会も無く、ただ勉強のみをしていたって感じです。大変厳しかったと言う思い出があります。

その後、ワーホリビザが切れて次は「都市型」の私立の語学学校へ学生ビザで学ぶ事にしました。当時働いていた勤務先にも近く、また値段が手頃だったと言う理由もあってなのですが、授業に参加して大きな違いを感じました。その学校は留学生だけではなくワーホリや観光で来られている方も多く、一言で「ゆるい」と言う印象を受けました。
授業としてやっている内容自体(一般英語)には大差はありません。もちろん以前に語学学校で学んだ経験があるので英語レベルはMonashで学んでいた時よりも高くなっていました。ただ、課題も少なく、宿題を忘れていても「どうにかなる」って感じです。アクティビティーや学校主催のパーティーなども頻繁に行われ、「英会話」も授業の中に組み込まれていました。
この学校は決して質が悪い学校ではないのですが、「一般英語コースでも学ぶ目的によって選ぶ学校は随分と異なるもの」というのを実感しました。もし、最初のワーホリの時にこの学校を選んでいれば、随分と違った体験ができたものなんだと思えます。

『学校の評判や卒業生のコメントについて』
あと、語学学校の評判や体験談などが様々なところで掲載されていますが、学生が得た語学学校のイメージや体験は、「その語学学校で得たものだけしかない。」という事です。
複数の語学学校に通われる経験をされた方は余りいないと思いますので、ほとんどの場合が「語学学校のイメージや学習内容=自分が学んだ語学学校」という状況でのお話だと言う事を認識して頂く必要があります。
留学経験者の言葉は、その人が留学した学校についての具体的な話や体験した出来事などを知る上では非常に役に立つものではありますが、「語学学校とはこう言う所なんだ」と言った一般的なアドバイスをする場合の根拠はその語学学校からの経験からでしかない訳です。

また、学校が良かった・悪かった。と言った評価は、選択するコースに間違いが無い限り、概ね「先生の評価」と直結する印象が強いです。すなわち「良い先生に当たれば=良い学校」と言う感じです。しかし、生徒側の受け止め方によっても違ってくる点はあります。
例えば、同じ先生に当たった生徒同士であっても、一方の生徒の評価は「熱心で面倒見の良い先生だった」と言えば、もう一方の生徒は「お節介で煩い先生だった」と批判する場合もあります。以上のように相性によっても評価が異なってくる事もある訳です。

語学学校選び、簡単なようで実は奥が深い話だったりします。
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プロフィール

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Author:KALEIDO留学サービス
大西 輝彦(KALEIDO留学サービス代表)
(1972年8月31日 大阪生まれ A型)
◆NPO留学協会 関西事務局 副代表
◆オーストラリア政府教育情報センター・EATC認定留学カウンセラー
◆RCA海外留学アドバイザー

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