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留学業界のフィービジネスの形

 留学ビジネスは、この10数年間で急速に伸びてきた産業です。それ故に消費者問題が発生する事も多く、消費者センターやNPO留学協会などには多くの苦情や被害相談などが寄せられています。
 消費者保護の観点からも留学ビジネスを管轄する監督官庁がどこになるのか?と永らく議論されていました。
「海外」となれば国土交通省。「学習」となれば文科省。そしてワーキングホリデーを含める「労働」となれば厚労省。この3つの省がこれまでに「留学業」の監督責任を押し付け合いながらも放置され続けていました。そして2年前に発生した「ゲートウェイ21倒産」です。その際には発足間もない消費者庁が対応にあたりましたが留学業界に対しての指導や通達もなく2年の月日が経ってしまいました。そして今回のサクシーオの倒産です。これは消費者行政の不備も指摘できるかと思います。

注)2009年4月2日、衆議院議員 泉健太議員(民主)による質疑でゲートウェイ21が取り上げられています。105衆)消費者問題に関する特別委員会
HP http://www.ikenta.net/katsudou3.html 

 「ゲートウェイ21」と「サクシーオ」のフィービジネスのあり方、そしてオペレーションなど両社は酷似しています。フィービジネスにおいては、手厚いサポートを付加価値とし授業料を含めた留学費用をエージェントが徴収するタイプです。そして国内外へ急速に事業展開を進めた点も良く似ています。その類似性によりゲートウェイ21倒産の際には「次はサクシーオか?」との噂も聞かれておりました。

 留学エージェントの倒産により、消費者保護の観点から監督官庁や認可団体を留学業界に据える事を切望する声も聞かれますが、逆に懸念を抱く声もあります。
「留学業を営むには日本旅行業協会に登録を義務付けるのが良い」と言った意見もありますが、留学と旅行との費用単価の違いにより旅行業と同じ枠組みで供託金制度を設けてしまうと膨大な額となります。資金に潤沢な大手留学エージェントであれば供託金支払いも可能かも知れませんが、スモールビジネスで経営している留学エージェントには到底無理な話です。また、一部の留学エージェントは「授業料は学校へ直接払い」を推奨しているタイプもあり留学業者のオペレーションによって線引きが難しいと言った声もあります。その他にも海外姉妹校や交換留学と言った学校間での留学手配においても制約を受けるのか?と言う意見もあり、結局のところは全く改善策が打ち出されないままに2年が過ぎてしまいました。

 顧客から預かった授業料を運転資金として倒産してしまった「ゲートウェイ21」と「サクシーオ」の共通点、「学校へ支払うべき授業料を留学エージェントが徴収するビジネス」それ自体は決して間違っている訳ではありません。他の留学エージェントでも同様のオペラ―ションが行われています。留学エージェントの収益である学校手配手数料を先に徴収して原価を学校へ支払う事はビジネスで言う所の利益確保にあたります。また、法律的にも顧客からの預かったお金を資産運用に充てる事が罰せられる訳でもありません。

 顧客の立場から考えると「エージェントに留学費用を払った=学校へ支払った」と思われますが、厳密に言うとそれは間違いです。
エージェントからの留学費用の請求や契約は、授業料を含めた留学費用を顧客に提示されますが、その際の売買関係は「顧客 対 エージェント」となり、「顧客 対 学校」と一直線で結ばれる関係ではありません。顧客から預かった留学費用は留学エージェント側の売り上げとなり、その後「学校 対 エージェント」との売買関係によって、顧客から預かった留学費用からの支払いがエージェントから学校側に行われます。代理店ビジネスそのもののあり方です。しかし、最近では弊社のような亜流のタイプとして「顧客 対 学校」での売買関係を維持した形で留学手配を行うエージェントも増えてきました。「学校への授業料支払いは顧客が行う」のをサポートする留学エージェントです。この場合、万が一エージェントの倒産の憂いに遭ったとしても授業料は学校側で補完されるメリットがあります。

 多くの留学エージェントは、顧客から受け取った授業料などは速やかに学校などへ送金する所がほとんどです。しかし、これまで各留学エージェントのモラルに任せられていただけで、ゲートウェイ21やサクシーオのように顧客から預かった留学費用を運転資金に流用し、収入と支出のバランスが崩れて破綻してしまうケースも将来起こらないとは限りません。ただ、何も難しい話ではありません。単純に「お客様から預かった授業料には一切手を付けない」それだけが守られるだけで、ゲートウェイ21で13億、サクシーオで8億の負債が発生する事が避けられる。それだけの話です。
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Author:KALEIDO留学サービス
大西 輝彦(KALEIDO留学サービス代表)
(1972年8月31日 大阪生まれ A型)
◆NPO留学協会 関西事務局 副代表
◆オーストラリア政府教育情報センター・EATC認定留学カウンセラー
◆RCA海外留学アドバイザー

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