留学エージェントとして起業するには
お陰さまで昨年の10月に設立した事業もどうにか年を越える事ができました。
3月に向けて確定申告、これが始めての確定申告となります。
収支は?と言うとお恥ずかしいばかりの結果とはなりましたが、新しい年度を迎えてよい結果を残して行きたいと思っています。
先週末、昨年から溜まっていた領収書等を整理していました。
領収書のほとんど郵送代。学生からの資料請求や学校への送付物です。特に学校への送付物の場合は国際郵便で送る為に結構な費用になっています。
その他には文具代や光熱費、通信費等。これらの経費を会計ソフトに入力して収支の一覧を作成していました。昨年1年の間にどんな事をやってきたのか?と言うのを収支一覧を見ながら振り返るには丁度良い機会です。
昨年に一念発起して「留学エージェント」として事業を開始しましたが、留学エージェントとして生業を行うには様々な準備を行いました。
広告活動としてのHPの作成から名刺の作成、取引先となる学校や団体と契約や登録を行うのが何よりも最初にやらなければいけなかったことです。
また、年々変化する留学事情についてのキャッチアップもしなければいけませんでした。学校自体の事やビザ関連の事、そしてオーストラリアで近年起こった出来事や事件、問題などを把握が必要になります。学生からは様々な角度や視点からの質問や問合せがあったりしますので、それらに対応できるように常に動向に注意を払っておかないと対応に遅れてしまう可能性があったからです。
さて、学校と契約を結ぶ事なのですが、これがいろいろと手間が掛かるものです。
これまでの実績や経緯から担当者との間に個人としての信頼関係はありますが、新規の留学エージェントとして登録をするには「実績」「事業計画」「信用」などを示す必要があります。
もちろん、事業を立ち上げたばかりの留学エージェントの場合は、それらの全てを充たす事は難しいのである程度の交渉を持って相手側に理解して頂くことになるのですが、「信用」として「オーストラリアの教育機関、もしくは団体に所属している人物」からのリファレンス(推薦人)が必要になります。その「推薦人」になってくれそうな知人や取引先などを探してお願いしたり、その後のフォローアップも怠ってはいけません。
そして、書類審査が終了すれば「契約書」にサインをして学校に送り届ける事になります。
「契約書」には法律に裏付けされた様々な条文があり、学校側、エージェント側の責任やESOS法 http:// studyi naustr alia.g ov.au/ Sia/ja /WhatT oStudy /Vocat ion/ES OSFram ework_ pdf.pd f
についての理解確認などが記載されてあります。それらの記載を読んで、納得した上で署名を行って学校側に郵送する事になります。そしてその書類が受理されて始めて正式に「学校」の正規代理人(エージェント)として学校側に認可される運びになります。
学校との契約を得るにはこの様な手間が掛かる訳ですが、最近では誰でも彼でも留学エージェントとして登録する学校も少なくなってきており、面倒ではあっても契約書を送って来てくれるだけ「ありがたい」と思わないといけないかもしれません。
もちろん、日本国内の留学エージェントには、一つもオーストラリアの学校との間に「契約」を交わさずに「手配」を行っているところもあります。
これは、以前の日記にも触れましたが、既に学校との間に「契約」を持っている同業の留学エージェントへ学生の手配を委託する事で収益を得るスタイルであり、我々はその様な形で学生を送っている留学エージェントを「Sub Agent」と呼んでいます。
本契約を持っている留学エージェントが「Sub Agent」を持つこと自体は禁止されている訳ではありません。しかし、本契約を持っている留学エージェントが「Sub Agent」を適切に管理することは求められており、本契約を持っている留学エージェントが「Sub Agent」を有する場合は契約のある学校側にその存在を通知する事を求められます。
もちろん、「Sub Agent」として活動している「留学エージェント」のHPや広報媒体の何処にも「Sub Agent」として活動している事を言及する必要はなく、紹介(手配可能)学校 としてリストアップしていても差支えはありません。
これから「留学エージェント」として個人事業を行いたいと考えている方は、オーストラリア全ての学校との契約を結ぶ必要もなく、既に契約を持っている「留学エージェント」の
「Sub Agent」として契約を結んで事業を開始することも可能です。その場合は「利益供与」の問題は発生しますが、この業界で一人の力で経験を積むには良いかも知れません。
3月に向けて確定申告、これが始めての確定申告となります。
収支は?と言うとお恥ずかしいばかりの結果とはなりましたが、新しい年度を迎えてよい結果を残して行きたいと思っています。
先週末、昨年から溜まっていた領収書等を整理していました。
領収書のほとんど郵送代。学生からの資料請求や学校への送付物です。特に学校への送付物の場合は国際郵便で送る為に結構な費用になっています。
その他には文具代や光熱費、通信費等。これらの経費を会計ソフトに入力して収支の一覧を作成していました。昨年1年の間にどんな事をやってきたのか?と言うのを収支一覧を見ながら振り返るには丁度良い機会です。
昨年に一念発起して「留学エージェント」として事業を開始しましたが、留学エージェントとして生業を行うには様々な準備を行いました。
広告活動としてのHPの作成から名刺の作成、取引先となる学校や団体と契約や登録を行うのが何よりも最初にやらなければいけなかったことです。
また、年々変化する留学事情についてのキャッチアップもしなければいけませんでした。学校自体の事やビザ関連の事、そしてオーストラリアで近年起こった出来事や事件、問題などを把握が必要になります。学生からは様々な角度や視点からの質問や問合せがあったりしますので、それらに対応できるように常に動向に注意を払っておかないと対応に遅れてしまう可能性があったからです。
さて、学校と契約を結ぶ事なのですが、これがいろいろと手間が掛かるものです。
これまでの実績や経緯から担当者との間に個人としての信頼関係はありますが、新規の留学エージェントとして登録をするには「実績」「事業計画」「信用」などを示す必要があります。
もちろん、事業を立ち上げたばかりの留学エージェントの場合は、それらの全てを充たす事は難しいのである程度の交渉を持って相手側に理解して頂くことになるのですが、「信用」として「オーストラリアの教育機関、もしくは団体に所属している人物」からのリファレンス(推薦人)が必要になります。その「推薦人」になってくれそうな知人や取引先などを探してお願いしたり、その後のフォローアップも怠ってはいけません。
そして、書類審査が終了すれば「契約書」にサインをして学校に送り届ける事になります。
「契約書」には法律に裏付けされた様々な条文があり、学校側、エージェント側の責任やESOS法 http://
についての理解確認などが記載されてあります。それらの記載を読んで、納得した上で署名を行って学校側に郵送する事になります。そしてその書類が受理されて始めて正式に「学校」の正規代理人(エージェント)として学校側に認可される運びになります。
学校との契約を得るにはこの様な手間が掛かる訳ですが、最近では誰でも彼でも留学エージェントとして登録する学校も少なくなってきており、面倒ではあっても契約書を送って来てくれるだけ「ありがたい」と思わないといけないかもしれません。
もちろん、日本国内の留学エージェントには、一つもオーストラリアの学校との間に「契約」を交わさずに「手配」を行っているところもあります。
これは、以前の日記にも触れましたが、既に学校との間に「契約」を持っている同業の留学エージェントへ学生の手配を委託する事で収益を得るスタイルであり、我々はその様な形で学生を送っている留学エージェントを「Sub Agent」と呼んでいます。
本契約を持っている留学エージェントが「Sub Agent」を持つこと自体は禁止されている訳ではありません。しかし、本契約を持っている留学エージェントが「Sub Agent」を適切に管理することは求められており、本契約を持っている留学エージェントが「Sub Agent」を有する場合は契約のある学校側にその存在を通知する事を求められます。
もちろん、「Sub Agent」として活動している「留学エージェント」のHPや広報媒体の何処にも「Sub Agent」として活動している事を言及する必要はなく、紹介(手配可能)学校 としてリストアップしていても差支えはありません。
これから「留学エージェント」として個人事業を行いたいと考えている方は、オーストラリア全ての学校との契約を結ぶ必要もなく、既に契約を持っている「留学エージェント」の
「Sub Agent」として契約を結んで事業を開始することも可能です。その場合は「利益供与」の問題は発生しますが、この業界で一人の力で経験を積むには良いかも知れません。
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