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留学の歴史と現在

こちらはアメリカ留学ですが、こんな留学の形もあったりします。
なかやまきんに君 再び“筋肉留学”
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=390559&media_id=30

「留学」と言うのは、(名)その土地、特に外国へ行って、ある程度長い期間勉強すること。って辞書「大辞林 第二版」にあります。
留学の歴史を紐解くと、過去は遣隋使から始まり明治維新の頃までは官費留学生が主であり、その後第二次大戦後のフルブライト奨学生やロータリークラブの制度を利用して民間から留学を行なう機会も増えましたが、これらも「選ばれた人」のみができる特別なもので現在のように私費で留学を行なう事ができるようになったのは、変動相場制導入とプラザ合意によって円高が進んだ事と渡航手段の利便性も増えた事等が影響しています。
そしてバブル景気の頃には企業の研修制度の一環として盛んに利用された留学制度によって「留学」の敷居が徐々に低くなってきましたが、ワーキングホリデー制度の締結が「身近な留学」を決定的にさせた理由とも考えられます。

これまで、海外に中長期に渡って滞在する事を希望する場合、長期の観光ビザを取得するか学生ビザを取得するかの何れかの方法でしかありませんでした。
しかし、観光ビザの場合は現地での就労が禁止されており、学生ビザの場合は滞在期間中は学校に通わなければならないと言う条件が伴い、また共に膨大な資金が必要になります。
それらに比べてワーキングホリデービザは、1年の滞在期間中に現地での就労と就学共に一定期間可能で、年齢基準さえ満たしていれば比較的容易に取得できるビザなので、誰でもワーキングホリデー制度を利用して身近に「留学」を行なうことが可能になりました。
時を同じく日本国内の国際化が進み、外国人旅行者の増加や外資系企業の参入、海外へ事業展開を図る企業も増加して「語学力」や「国際感覚」に対する需要も高くなってきました。
そしてバブル経済崩壊後に襲ってきた就職難時代には、就職活動への有用性としての「語学力」や「国際感覚」を身に付けようと多くの日本人が「留学」を利用して海外に出る結果となりました。

最近では留学目的についても多様化しており、これまで「語学留学のみ」が主流であったものから専門的な技術の修得や趣味&習い事に近い留学など語学学習に付加価値を加えた目的で留学を希望する学生が増えてきています。その理由として、「身近な留学」が増加した事でこれまでの「留学」についてのイメージが大きく変化し従来よりも高い多様性や実用性が求められるまでに及んだと考えられます。
これまでの「留学」のイメージには「選ばれた人」が行なえるもの、または希少性のある「語学力」を有していると高い評価を得る事ができましたが、現在「身近な留学」を利用した「留学経験者」が増加することによって全体的に「留学」の中身を評価する傾向が強くなってきています。いわば、「語学力」や「海外生活経験」だけでは現在の就職活動等での決定的なセールスポイントにならず、語学力+αと言ったものを持たなくてはならなくなったと言う社会的背景が出てきたからです。

また、その対極の位置にある傾向として、個人の趣味を活かした留学や体験型の留学などといったタイプの「留学」分野も開拓されてきました。
フラワーアレンジメントやチョークアートと言った芸術系に属するものやゴルフ、テニス、サーフィン、乗馬等と言ったスポーツ系、ワイン、アロマセラピーなどの趣味や教養学習を目指した留学などです。もちろんこれらの講座であっても修学期間によっては高度な専門知識や技術を習得する事ができますが、多くのプログラムが「入門レベル」で完結する場合が多く嗜好の的としての「留学」であるのが特徴です。そして、これらの講座は「本場」「発祥の地」などと言ったオーストラリア現地で受講する付加価値を加味させる事で人気を得ています。
また、このような「留学」の形式は、一般的な留学年齢層だけでなく「団塊の世代」と言われる中高年層も狙った留学プログラムとして多様化が進んでいます。

そして、近年顕著として見られるのが「移住」を目的とした留学です。これまで、「留学」で得た技能や学位などを日本で活かす事が専らと考えられていましたが、最近では「オーストリア移住(永住)」に適した「留学」先を選ぶ学生が増えてきました。
オーストラリアは移民の国であるのは周知の事実です。現在でも数多くの移民を受け入れており、積極的に有能な人材を「移民」として受け入れる政府の意図も含まれています。
ワーキングホリデーや留学経験者がオーストラリアでの生活を体験し、留まり続けたいと希望する場合には新たにビザを取らなければいけません。
学生ビザを延長するか?ビジネス(就労)ビザを取得するか?それとも現地の異性と結ばれて結婚ビザを取得するか??様々な選択肢がありますが、学生ビザを選択する場合は授業料などの資金が必要です。ビジネスビザの取得を目指してもスポンサーとなる企業を見つけなければなりません。また、結婚ビザと言えども相手が必要と言う訳で、自らの意思だけで長期滞在を目指すのは難しいのが実情です。
しかし、オーストラリアの人材状況の中で不足している人材分野を補う技能や学位を持っている留学生に特別な査定基準を設けて「移住」を奨励する制度があり、それに向けて自らの力で「移民」を目指す「留学」を行なうケースが増えてきました。
移民に向けての「留学」に人気が高いのが、調理師、美容師、通訳、教師、看護師、会計士、IT技術者などですが、どれも人気の高い分野でありますが、需要の動向は変化していますので注意は必要です。
「移民」を目的とした留学の中には「海外就職」を視野に入れた学生も数多く、就労ビザを取得するには数多くの条件を乗り越えなければならないのに対して、「永住権」を取得していれば現地での就職活動に足枷になる「ビザ」の問題が解決され、就職活動への自由度も高くなると言った恩恵を活用できる点でも人気が高まってきている理由とも考えられます。「留学」後は日本に帰国すると言う目的の他に「現地に留まる」と言う選択肢も可能になってきました。

これまでのイメージとしての「留学」が、現在では様々な形へ発展していきました。今後も様々な形の「留学」が提供される事になると思います。未来にどんな「留学」の形ができるのか?楽しみですね。自分自身の希望や目的に合わせた「留学」が見つけて頂ければと思います。
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プロフィール

KALEIDO留学サービス

Author:KALEIDO留学サービス
大西 輝彦(KALEIDO留学サービス代表)
(1972年8月31日 大阪生まれ A型)
◆NPO留学協会 関西事務局 副代表
◆オーストラリア政府教育情報センター・EATC認定留学カウンセラー
◆RCA海外留学アドバイザー

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