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留学カウンセラーになった訳

最近では「留学エージェント」って言葉をネットで検索すると幾らでも出てくるし、現地の学校情報や留学情報なども簡単に見つける事ができる便利な時代。
でも、私がオーストラリアへ行った時にはインターネットも今ほど全然普及していませんでしたし、携帯電話からメールを打つ事なんて考えれなかったんです。その頃日本でも携帯電話が普及し始めましたが、プライベートで持つのは「ポケベル」位しかなかった。(涙)メッセージなんて数字でしか送れないから「084」って書いて「おはよう」って読ませたり…。そんな時代だったんだよ。
話が脱線してしまいましたけど、私自身は元々「留学カウンセラー」になろうと思ってなった訳ではなくて、目の前にある自分の役目を果していたら、いつの間にか「留学カウンセラー」になっていた。って言うちょと変わった経緯です。

「留学カウンセラー」「留学エージェント」または「留学代理店」って言う仕事は、この10数年の間に一気に拡大した業種でそれまでは一部の旅行代理店を通じて入学手続きを依頼するか、留学を扱う代理店を通じてかなりの手数料を支払って「有料」で行なうのが当たり前でした。
入学手続き代行手数料と言っても、当時は「10万円から‥」ってのが当たり前。高い所だと「30万円以上」もする所もあったり。私の場合、10週間程度の語学学校へ通うのに10数万円の手数料を支払う予算も無く、仕方が無いから自分で学校を探して手続きをする事になったんです。

その頃の学校の探し方と言っても本当に手探り状態。今ほど情報が溢れている訳でもなく、英語のイエローページ(タウンページみたいな職業別の電話帳)に記載されている語学学校の住所を控えて地図を片手に訪問したり、今では街に溢れている「日本人向けの情報センター」がなかったので領事館や日本食材店へ行ったりして日本人を見つけたら話しかけて語学学校の話しを聞いてみたり…。学校を決めても入学手続きの手順がわからないから、願書を書いたら即学校へ行ってその場で説明を受けたりしての悪戦苦闘を繰り返して入学手続きを済ませました。
でも、当時は「自分でやる」のが当たり前だと思っていたので、語学学校で出会ったクラスメイトが代理店を通して留学しているって事を聞いて「お金掛けているんだなぁ…」って感心したり、クラスメイトが支払った手配料の額を聞いて驚いたり。

その後語学学校を無事に卒業する頃にアルバイトを探すようになって、偶然に前に勤めていた会社のボスと出会いました。ボスはメルボルンで日本人向けの情報誌を発行する個人事業を行っていて、メルボルン市内で日本人が集まって情報交換ができる施設を作りたいと活動されていたので、その活動に興味を持ってお手伝いを始めたのがこの世界(留学カウンセラーとして働く)に入るきっかけです。ワーホリ生活に慣れて友達が増えてくると自分と同じ経験をしている到着直後のワーホリにアドバイスをしてあげたり、学校の手続きについて相談にのっている間に得た知識や経験などもあって、すぐにこの仕事に馴染む事ができました。当時は、私を含めて「お金が無いから現地で学校を探す」と言う無謀?なプランで来る人も多く、無料で学校の手配を行なう留学代理店もなかったのもあって、事務所には多くの人が口コミなどで集まって来るようになりました。

しかし、学生から手数料を貰わないと言うことは、学校からお金を貰わないとビジネスがやっていけないのが事実です。その為には学生からの多様な希望に合致させる為にも紹介できる学校の数を増やしていく必要が発生します。インターネットの普及や留学関連の情報誌などの媒体が増えて語学学校についての情報があふれて来た頃には「A校とB校とはどう違の?」って言った具体的な質問も増えはじめ、学校情報の比較を元に学校選びをするケースが多くなってきました。
語学学校選びの極論を言えば「英語を学ぶと言う本来の目的から言えば何処の語学学校へ行っても同じ」と言えるのですが、学校の立地や授業料、日本人数など目に見えて比較できる情報から取捨選択できる条件を提示してあげて学生が納得して学校を選ぶ手助けと根拠付けが必要になります。

年を重ねるにつれて語学学校だけではなく専門学校や大学などの高度な質問も増え始め、学校の知識だけではなくオーストラリアの教育制度やビザに関わる知識なども必要になりました。正直言って、「語学学校だけの紹介なら誰でもできる」ものです。語学学校に通ったことのあるワーホリ経験者や留学経験者ならば、少々英語力があれば語学学校の紹介や手配はできちゃいます。かつての自分がそうだったように。
でも、専門学校や大学の手配となると一定以上の知識が必要になりますし覚える事も沢山あります。また、「人生を左右する決断」に関わる仕事なので、語学学校の紹介とは重みが全然違ってきます。何処の学校にどんな学科があるのか?と言った専門学校や大学別での知識から長期的な留学プランニングの提案やオーストラリアの教育制度についても理解が必要す。
しかも、専門学校や大学へのカウンセリングと言うのは非常に時間の掛かるものでじっくりと腰を据えて学生と向き合わないといけません。語学留学のように短期間の話ではなく、2年?4年と言った長期間の留学になので慎重に且つ丁寧に対応しなければならず、根気の要る息の長い仕事になります。

「人生を賭けた選択」の意思決定の携わる事へのプレッシャーに耐えながら、手間と時間を掛けた留学カウンセリングを通じて、無事に留学が終わって達成感に満ちた学生を見た時。この仕事やってて良かった。って思える時でもありますし、気が付けばいつの間にか「留学カウンセラー」と言う肩書きを背負ったこの自分が人の役に立っていると思える実感を得る時でもあります。
この仕事、しんどいですけど楽しいですよ。
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プロフィール

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Author:KALEIDO留学サービス
大西 輝彦(KALEIDO留学サービス代表)
(1972年8月31日 大阪生まれ A型)
◆NPO留学協会 関西事務局 副代表
◆オーストラリア政府教育情報センター・EATC認定留学カウンセラー
◆RCA海外留学アドバイザー

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