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高学歴の人は海外を目指さない?!

週末に玄関先にまとめてあった新聞を一気に読んでいました。
その中で日本経済新聞土曜版の(NIKKEI PLUS1)に「100マス計算」で有名な立命館大学教授の陰山 英男 先生の『子どもと伸びる』と言うコラムに「海外目指さぬ若者」が増えていると言う記事が掲載されていました。
以前にこのBlogにてオーストラリア留学を目指す日本人学生の減少が年々顕著に現れ、インドや中国の新興国の留学生数の数が著しく伸びてきている・・・と言った記事を書いた事がありますが、全世界的にも日本人留学生の減少=留学を目指さない若者の増加 が見て取れます。

海外旅行をする日本人数の減少を危惧されながらも絶対数は堅調で毎年多くの旅行者が海外へ出ていますが、「海外に留まって勉強する」留学生の増加を後押しする結果には繋がっていません。陰山先生は、日本人の海外留学する若者の減少にも触れて、海外留学と海外旅行とを並列して「海外に行ったと言うより、日本を持ち出しただけのようだ」と表現されています。
また、興味深い記載として誌面では「大卒以上人口に占める海外からの流入者、海外への流出者の割合」と題したグラフでOECD諸国(イタリア・日本・英国・ドイツ・フランス・米国・カナダ)での海外流出入者比率が表示されていますが、圧倒的に日本(人)の流出入が少ないのが見てわかります。陰山先生は、「日本人は高学歴の人が海外に出て働く割合が極端に少なく、高学歴の外国人が入ってもこない。人材鎖国状態である…このままでは(日本の)人材が枯渇する…」と将来日本が迎える人材問題まで踏み込んだ問題提起をおこなっています。

ただ、このコラムでは、「(日本人の)高学歴の人の海外就職が極端に少ない」と「海外留学する(日本人)若者の減少」を一緒に捉えていますが、「海外就職」と「海外留学」とは目的や実情が違うものなので、各数の減少の原因は違うものではないか?と言った疑問を感じました。

確かに高学歴の日本人が海外で働かない理由はいくつか挙げる事ができると思います。
1.日本での現在の環境(学校、職場)や待遇等に満足している
2.海外で生活する事に魅力を感じない(日本の生活で充分)

昔から「海外就職」と言えば、アメリカンドリームに代表される「一発当てる」野望を目指すイメージが強く、「夢」を志して「海外就職→起業」への希望を抱く場合が多かったと思います。当時、夢を持って日本を飛び出した人達と言えば、決して「高学歴なインテリ」とは言えず、どっちかと言うと「野武士」のような人ばかりで「ちょと灰汁はあるが面白い人」が多かったように思います。海外就職を目指して日本を飛び出したら最後、「夢」を掴むまで帰らない意思を持って海外に出た人も多いと思います。
しかし、今では「野武士」の姿はすっかりと消えて海外就職を目指す人も「サラリーマン化」を望み、「スマート」で「安定性」を重視した内容に変化してきています。先人である「野武士達」が切り開いた道に乗って「海外就職やってみた?い♪」って軽い気持ちの人も増えてきたのが事実。

高学歴を誇る人が、日本で(超)安定した地位を投げ打ってまで海外就職に夢を託すのか?と言う疑問も理解できますし、そして、年々厳しくなる(ビザ取得や雇用問題)海外就職活動の実情も無視できません。

しかし、留学生の減少の理由と高学歴の海外就職希望者の減少の原因を同一視する事ができないのでは?海外留学を目指す人の減少の理由として、まず少子化の影響が挙げられるのは事実です。これがあらゆるデータや経験談に影響を及ぼしていると思います。
また、留学を目指す人には学歴の差は左程無いように感じられます。語学留学、専門留学、ワーキングホリデー・・・日本人留学生の大半が大卒、若しくは在籍中と言った傾向だと言えます。OECDのデータでは、「大卒以上」とある故に大学在学中に行うワーキングホリデーや語学留学者は該当していないと読み取れます。その所の関連性について、もう少し記事に詳細があれば良かったのだが…そこが一番知りたくなりました。

最後に陰山先生は、「かつてエコノミックアニマルと言われた日本は、意外と国際化してきたと思うのは評価しすぎであろうか。」と文面を締めくくっているが、謎かけで締めくくられたって感じです。
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theme : 海外留学
genre : 学校・教育

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