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ワーキングホリデー留学って何だろう?

「ワーキングホリデー留学」。
Webサイトをいろいろ回っていると、よくこの言葉が目にとまります。
「ワーキングホリデーで留学」と言うならば何となくニュアンスはわかるのですが、ワーキングホリデー留学って何なんだろう??
ワーキングホリデーも海外で一定期間生活して勉強する訳だから一緒にしちゃおう。って事で語学留学、正規留学、ワーキングホリデー留学 って形で分類別けされて名付けられたと思うのですが、その中身は全然違うものですし、カウンセリングする手法も全く異なります。

まず、予算(費用)の面で他の留学の形とは大きく異なります。
現地でのフルタイム就労が認められるので、正規留学と比べると少ない資金で海外生活を目指す人が多いのもワーキングホリデーの大きな特徴です。運良く働き先さえ節目節目で見つかれば、ワーホリ期間中ずっと働いていられる。と言う点ばかりが独り歩きしている印象もあります。
ワーキングホリデーでの1年の滞在資金は約150万円程度(多ければ多い程良いのに越したことはありません)を推奨する目安としていますが、それよりも少額の資金で目指す方もいたりします。「それだけの資金じゃ、無茶やろぉ??」って人もいますが、「現地で働ける」と言う事だけを頼りに、少額の資金でも現地でどうにかなる。と信じている人もいるのも確かです。

そもそも「ワーキングホリデー」って言う言葉通り、ワーク(働く)とホリデー(休暇)が一体化しているビザなのですから、スタディー(勉強)が主目的でなくて当然と言えば当然です。海外で生活をするにあたって、最低限のコミュニケーションスキル(英語力)を身につける目的で便宜上「語学学校」で英語を勉強する訳ですから「語学学校」に対して大きな関心を寄せる事もなく、渡航予算に「授業料」を振り分ける比率もできるだけ低く見積もり、その分現地での生活費用に充てたいと言う計算も理解できます。

一般的な見解から言うと、「ワーキングホリデー=お金がない」 と言う認識になりますので、「お金を持っていないワーキングホリデーを相手にした商売でどれだけ儲けを出すのか?」と言うのが留学エージェントの知恵の絞り所になっています。
ワーキングホリデーと言った「留学」が主目的ではなく、長期「海外生活」に興味を持っている人に向けて「留学カウンセリング」を行う場合、希望者の関心の先は「学校」よりも「海外生活」に向けられる場合が多く、「仕事探し」「家探し」と言った生活に関わる事から「旅行」「アクティビティ」と言った活動に及びます。留学カウンセラーにとって力の見せ所である肝心の「学校選びカウンセリング」については、「学校はどこでも良いから、とにかく安く済ませたい」と希望を聞く事が多いのが事実です。中には「じっくりと考えたい」と細かい要望を出される方もいますが、大半の方にとっては「価格」が最も関心の高い所だと思います。

留学カウンセラーが「ワーキングホリデー」の学生に対応するに当たっては、格別に語学学校についての知識や他校との違いに精通していなくても、ある程度のモデルケースやサンプル(ワーキングホリデーの好みに合わせた学校紹介やワーホリ体験談など)さえあれば、誰でも留学カウンセリングが可能になります。
言わば、オーストラリア中にある語学学校のすべてを把握しなくても、各都市のいくつかの学校の特徴や値段(授業料)さえ分かっていれば、ワーキングホリデー希望者の要望は充たす事が出来ると言う訳です。
あとは、値段と付加価値(現地サポートや事前オリエンテーション、事前英語研修など)でワーキングホリデー商品のお得感の差でワーキングホリデー希望者の関心を引けば良いだけになります。

オーストラリア現地の留学エージェントなどでは、現役ワーホリをアルバイトに雇って留学カウンセリングを行っている所は少なくありませんし、日本のエージェントの留学カウンセラーも元ワーホリ経験者であったりします。ワーホリがワーホリの留学カウンセリングを行う事の是非についてここで述べるつもりはありませんが、語学学校についてはステレオタイプで一辺倒な学校案内で、留学カウンセラーがワーホリ(又は経験者)と言う親近感と安心感、そして無難さを売りにしたサポートプログラムの販売をします。ワーキングホリデーで得られる「貴重」な体験や「人とは違った」経験を売りとした差別化を図りながらも、結局はパッケージ化された「誰でも同じ」プログラムを販売している事になっている点に矛盾を感じたりします。

でも、ワーキングホリデーを多く扱う留学エージェントにしては、その方が楽なんです。
前述しましたが、もともと「お金がない」ワーキングホリデーから儲けを出そうと思えば、数をこなすしか方法はありません。利益率は長期の正規留学に比べるとワーホリは短期の語学学校分しかないので格段に下がります。そこで、あの手この手を使ってサービス(利益)を追加させて補填しようとします。それが、お得感を感じさせる「ワーホリプログラム」な訳なのです。
本来は必要のないものに価値を加えてパッケージ化させての販売なので手間も掛らないと言うカラクリです。後は、どれだけ「売るか?」と言う点に専心されます。ワーキングホリデー留学を得意とする留学エージェントが熱心に販売促進を行う理由ってのがそこにあります。

・・・と言う事で、留学カウンセラーにとっては、ワーキングホリデーに対して大して技量を発揮する必要のないマーケットである。って結論になってしまう訳なんですね。それで良いのか悪いのか?ワーキングホリデーで留学?を目指す方は自問して頂きたいと思います。
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genre : 学校・教育

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Author:KALEIDO留学サービス
大西 輝彦(KALEIDO留学サービス代表)
(1972年8月31日 大阪生まれ A型)
◆NPO留学協会 関西事務局 副代表
◆オーストラリア政府教育情報センター・EATC認定留学カウンセラー
◆RCA海外留学アドバイザー

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